ハッシュタグチャレンジ

更新日: 2024年11月20日

ハッシュタグチャレンジとは

ハッシュタグチャレンジとは、あるテーマに合わせて挑戦している様子を撮影してオンラインでシェアし、他のユーザーにもテーマへの参加を促すものです。 ほとんどは楽しく安全なものですが、中には重大な怪我につながりかねない危険な行動を助長するものもあります。TikTokのコミュニティガイドラインでは、こうした危険なチャレンジを禁止しています。

危険な、または有害なハッシュタグチャレンジがオンライン上にて確認された場合、TikTokの運営チームが調査を行います。 しかし、このようなトレンドが他のプラットフォームやメディアで広く報告されていても、実際TikTok上であまり見られなかったり、出回っていない場合もあります。

チャレンジがデマである場合もあります。 悪意のあるデマは、恐怖を広めてパニックを起こすことが目的です。 性的暴行や自殺に関係するデマおよび自傷行為に関するチャレンジは特に有害です。 自傷行為や自殺をしようとしている人を発見した場合、緊急通報を行い、必要に応じて自殺や自傷行為に記載されている支援相談窓口をご覧ください。 性的暴行の被害に遭った場合は、こちらのページにて性暴力の支援相談窓口に関する情報提供を行なっていますのでご確認ください。

ハッシュタグチャレンジを見つけた際の4つのステップ

 

ひと呼吸おく:直ぐにハッシュタグチャレンジに参加せず、まずはひと呼吸おきましょう。

よく考えてみる:このチャレンジは安全か、有害なものではないか、デマではないか確認しましょう。これらについて確信がもてない場合は信頼できる大人や友達に相談するか、信頼できる情報源からより多くの情報を入手してください。

リスクや危険について判断する:リスクが高く有害なものであると判断した場合や、安全性について確信できない場合は、チャレンジへの参加をやめましょう。意図せずに自分や周りの人を危険にさらす可能性があります。

有害なコンテンツは報告する:有害なチャレンジやデマを見つけた場合は、アプリ内から報告しましょう。 そうしたチャレンジはシェアしないでください。

まずはひと呼吸おきましょう

ハッシュタグチャレンジや拡散されている情報を判断することは難しいことです。 動画を観ている場合はひと呼吸おいて、いま自分は何を観ているのか、どのように感じているのか、どんな風に反応したいのかを冷静になって考えてみましょう。 そして次の質問を自分に問いかけてみましょう

安全なハッシュタグチャレンジか考えてみる

自分や他のユーザーにとって安全なチャレンジかどうかを考えるとき、次の質問について考えてみてください:

  • 何かおかしな点はないか?
  • このチャレンジをしている人は特別なスキルがあったり、トレーニングを積んでいるのか?
  • リスクを軽減するために何か安全策を講じているように見えるか?
  • 安全策についての準備は充分で、誰も傷つかないようにしているか、なりゆき任せのところがないか?
  • 彼らがしているリスク軽減の対策は、自分にもできることか?
  • そのチャレンジに自分が挑戦したら、自分や他の人が怪我をしないとどの程度確信できるか?
  • 自分や他の人が大変な怪我をしてしまったら、責任を持てるのか?
  • 大きな怪我を自分や他の人がしてしまった場合、その人の家族や友人の生活にはどのような影響があるか

リスクが明らかな場合もありますが、複雑で見つけにくい場合もあります。 確信が持てない場合は、信頼できる情報源から正確な情報を探すか、周囲の友達に相談しましょう。 未成年者の方は信頼できる大人に相談してください。 あなたの周りにいる大人の大半は、あなたを守るための知見があり、役に立ちたいと思っています。彼らの支援やアドバイスに耳を傾けてください。 あなたが観た内容を説明し、そのチャレンジが安全かどうかを一緒に確認してくれます。

そのチャレンジが危険すぎると思った場合、または確信が持てない場合は、挑戦しないでください。

他者に対して配慮や思いやりのあるチャレンジか考えてみる

怪我のリスクはなくても他者の権利を侵害したり、配慮がないため有害なハッシュタグチャレンジもあります。 次のような場面を想像してみてください。

  • そのチャレンジが誰かに「いたずら」をするものなら、いたずらされた人はどのような気持ちになるのか?
  • 他者の権利を尊重し、踏み込み過ぎているものでないか
  • チャレンジによって器物を破壊していないか
  • そのチャレンジをすると、どんな結果が待ち受けているか?

誰かを困らせたり苦しめるチャレンジは実施してはいけません。 ハラスメントや虐待、器物損壊や犯罪行為は決して許容されません。

デマや噂の可能性について考えてみる

ハッシュタグチャレンジに関して、出回っている情報を目にしたら、次のことについて考えてみてください。単にアクセス数を稼ぎたいだけのデマや噂の可能性もあります。

  • そのチャレンジは、実際に誰かが何かをしているものなのか?または冗談で行っているものなのか?
  • チャレンジに関する情報が拡散されている場合、その出回っている情報は信用できる情報源から出されているものか?
  • コンテンツをシェアしている人は信用できる一次情報を持っているのか?または他の人から聞いた内容を繰り返しているだけなのか?
  • チャレンジについて、出回っている情報は慎重で冷静なものか?ドラマチックで刺激的な言い回しをしているか?
  • チャレンジについて、出回っている情報は以前見た内容に似ているか?

拡散を支持したいと思う内容かあらためて考えてみる

オンラインコミュニティの良い点は、コンテンツを拡散させられるかを決定する役割を誰でも担えるところにあります。 「いいね」する、シェアする、肯定的なコメントをつけることで、動画への支持を表明できます。 その動画は支持に値するのかよく考えてみましょう。

TikTokでは、有害コンテンツを投稿するクリエイターは称賛に価しません。 有害なチャレンジはシェアしたり「いいね」を付けたりしないでください。 勢いのあるチャレンジは多くの人の目に触れ、自分もやってみようと思う人も増えます。また、 一見役に立つように見えても、有害なチャレンジを注意するよう警告する動画を作成すると、見たくない人にまで広まり意図せず危険なやり方のノウハウを教えることになってしまいます。

有害なチャレンジについての情報を目にしたら拡散しないでください。 シェアすると、危険なチャレンジやデマに触れる人が増えてしまいます。 デマの場合は、拡散することでデマを本物らしく見せることにもつながってしまいます。

報告すべき内容か判断する

危険行為、有害行為または犯罪行為をとりあげるコンテンツは削除します。 有害なチャレンジについて説明する動画に恐怖やパニックを広げようとしている事実無根の情報が含まれる場合、または有害な行為のノウハウや説明が含まれる場合についても削除します。そのような動画を見かけた場合は、TikTokに報告してください。また、有害な動画であるかどうか確信が持てない場合もTikTokに報告してください。 危険が差し迫っていると思われる場合は、警察等に連絡してください。

保護者、教育関係者の皆さまへ

ハッシュタグチャレンジは誰でも参加することができます。 思春期は特に探求心や実験に惹きつけられる年代であるため、ハッシュタグチャレンジはとても魅力的に映ります。 同時に、リスクとチャンスのバランスを取る知識は充分に持ち合わせていない場合があります。 どのチャレンジが安全で、どれがそうでないかを見極めるにはより多くの情報と支援が必要です。

ハッシュタグチャレンジについて未成年者と話しをすることはとても大切です。 ほとんどのティーンエイジャーはハッシュタグチャレンジを目にしており、多くの人が参加したことがあるため、彼らに対し一律でチャレンジはどれも危険だと言っても説得力がありません。 ハッシュタグチャレンジに興味を持っている若者が多いことを皆さんが理解していることを知らせた上で、いつでも話しを聞いてあげられるようにしてください。

彼らが見たり聞いたりしているハッシュタグチャレンジについて皆さんがお話をすると、彼らにリスクの可能性を伝えることができます。どのような結果になるか(自分や他の人が怪我をする可能性など)を考えてもらい、安全な選択をできるようにしてください。 ティーンエイジャーにリスクを理解してもらいやすい方法は、上記の4つのステップ(ひと呼吸おく、考える、判断する、行動する)を用いることです。 チャレンジが危険であると懸念される場合は、その旨を伝え明確な理由を教えてあげてください。

チャレンジは、友達と一緒にアクティブな動きにチャレンジしたり、見る人を笑わせたりクリエイティブな気持ちになれるなど、ポジティブなチャンスにつながることもあるため、 具体的にチャレンジをしたいと言われたら、なぜそのチャレンジが良いと思うのかを話し合い、彼らの興味やニーズを他のやり方で満たせないか探ってみてください。